■作品名 DATANIMA ■公開日 2006年6月30日 ▼概要▼ 本当はデジモンオリジナル作品を考えていたんです。 Fみたいな人→モンスターな作品をデジタル世界で、と考えたのがキッカケだったんです。 ソレを考えていくうちにどんどん暴走していって、まるっきりデジモンとは別物になってしまいました。 そのため作品の妄想を一度やめ、封印してしまったんです。 が、ネタ倉庫を始めた瞬間、再びうちから湧き上がってきたんです。 そこにアニモーフとかNORAとかガッシュとか、色々な要素ぶち込んだ結果こんなん出来ました。 話がおっきくなったのでネタ倉庫送りです。 これもいずれは読みきりぐらい書きたいです。 書いてる自分がおなか一杯です。 バンダイ辺りに高く売りたいけど、ウィズがどう商品化するかがポイント(何の話だ)。 ■あらすじ そいつは突然俺の目の前に現れてこう言ったんだ。 「全てのものはデータで出来ている。君という存在も・・・だから書き換えることだって出来る」 俺は九条達也。 喧嘩とサッカーにかけては右に出るものがいないけど、それ以外はごく普通の中学2年生。 つまらない勉強から逃れるために喧嘩とサッカーに明け暮れる毎日だった。 そう・・・あの日までは。 俺はその日突然、変な化け物同士が戦っているところに偶然出くわしてしまった! いくら喧嘩が得意だからって、化け物相手に戦うほど俺は無謀じゃなかった。 だから本当はその場から逃げ出すつもりでいたんだ。 それなのに・・・。 「逃げるのかい、地球人」 突然俺は呼び止められた。 しかもその声の主は何と1匹の犬だった。 更にその犬は一瞬にして人間のような姿に変身したんだ! そして言ったのがさっきの一言。 あまりにありえないことが連続でおきてしまい俺はパニックに陥ってしまう。 そんな俺に追い討ちをかけるようにそいつはいきなり俺に触れて変な言葉を呟いた。 何とそいつはその言葉で俺のデータって奴を書き換えてしまったらしい。 次の瞬間俺の身体は変化していき、気付いた時には俺は巨大なドラゴンのような姿に変えられてしまっていた! しかも化け物たちと戦うはめに! 何とかドラゴンの姿で化け物に勝つ事が出来た俺はそいつに人間の姿に戻してもらう。 そいつの名はウィーウォルド・モノ・エルティアゼ・モノ・ユースノソンって無駄に長い名前。 俺は普段はウォルドって呼ぶようにしている。 何でも所謂宇宙人らしく、この星には”ある物”を探しに来たらしい。 そして俺は成り行き上仕方なく、コイツの探し物に付き合うことに。 しかも敵が襲ってきたらドラゴンに変身して戦う事になってしまった! どうなっちまうんだ、俺の中学生生活は!? ■ハイディリアン 地球からかなり離れたハイディリオ星に住む人々。 地球よりも技術が格段に進歩しており、殆どがコンピュータによって管理されている。 生活リズムや社会は勿論、個人の生死や身体特徴など全て生まれる前から決められている。 そのため自我が薄く感情に乏しい者が多い。 外観は地球人にているが髪の毛が白く、肌も透き通るように白い。 その容姿は地球では目立つため、多くの場合目立たない動物の姿に変身している事が多い。 また言語は進化の過程で複雑化し、声帯もそれにあわせたものに変化している。 彼らは異なる4音階ごとに異なる10の音を同時に組み合わせ発声することによって言葉を表す。 そのため1音のみで10^4=1万通りの”語”が存在するため、彼らの会話は非常に短い。 またその音域は非常に高いため普通の地球人には聞き取る事は出来ない。 そういったことからしばしば彼らの会話をテレパシーと表現することが多い。 ちなみにハイディリオは地球人が対外的に名付けたもの。 彼らが自分たちの星を呼ぶときは別の言葉があるが、当然地球人には聞き取る事が出来ないので不明。 彼らの名前が長いのは、自分たちなりに独自の言語を地球語っぽく言おうとするためである。 ■DATANIMAとは 彼らの技術的特長としては「データニマ」が上げられる。 ハイディリオでは技術の進歩によって「存在する全てのものはデータで作られている」ことと考えられている。 データには大きく2種類あり、動的なデータと静的なデータがあるとされている。 一般的に自然に作られたものは動的、人工物が静的であることが多いと考えられている。 動的なデータは書き換えがしやすく、ハイディリオはこれらのデータを自由に書き換える技術を持っている。 それを地球の研究家がDATAとANIMAの造語からDATANIMAと呼ぶようになり、ハイディリアンもこう呼んでいる。 動的データは外見などは勿論、大きさ、重さ、更には記憶などまで自由に書き換えが可能である。 人工的に管理され生まれてくるハイディリアンは自らの体を極端に変えることは難しく、せいぜい外見程度。 そのため戦闘のためには他の星の自立思考可能で知能の高い生命体のデータを書き換えて仲間にする事が多い。 ■登場キャラ 九条 達也(くじょう たつや) 主人公。14歳。 喧嘩とサッカーを愛する中学2年生。 極普通の中学生として生活していたが、ある日ウォルドと出会ってから運命が大きく変わってしまう。 ウォルドの手によって人間としてのデータを書き換えられドラゴンに変身させられてしまう。 その後人間の姿に戻れたものの、それ以降ウォルドの指示で変身して戦わなければならない事に。 性格は明るく前向きだが、どこかで心が満たされておらず、ソレを紛らわすために喧嘩に明け暮れる。 渋々であってもウォルドに付き合うのは、彼と共に戦う事で暇つぶしと気を紛らわそうとしている。 人間の姿のときは身体能力が年齢と比較して飛びぬけてはいるもののあくまで超中学生レベル。 ちなみに勉強をしないため成績が悪いが、頭が悪いわけではなく、むしろ記憶力などもかなり高い。 外見は茶髪の短い髪。 変身後は青い皮膚を持つ2足歩行の西洋竜のような姿。 元々喧嘩が得意であるためか、戦闘力はかなり高い。 ウォルド 達也のパートナー。人間年齢に換算すると17歳ぐらい。 本名はウィーウォルド・モノ・エルティアゼ・モノ・ユースノソン。 ”ある物”を探すために突然地球にやってきたハイディリアン。 ハイディリアンの中では若くして最上の位につく身だったらしいが、ある事情によって追われている。 ”ある物”を見つけるために半ば強引に達也に協力させている。 普段は犬(シベリアンハスキー)の姿になっている。 性格は自己中心的で唯我独尊、冷静沈着。 無表情だが、元々位が高いためか地球の文化のみならず故郷のハイディリオでも世間知らずらしい。 椎名 晴樹(しいな はるき) 達也の同級生。14歳。 学年トップの頭脳と全国レベルの剣道の腕を持つ中学2年生。 達也同様普通の中学生だったが、達也がドラゴンに変身して戦うシーンを偶然目撃する。 その後、何度か戦いに巻き込まれる中でハイディリアンのレダと出会う。 そして彼女によって虎へと変身させられた彼は達也と共に戦いに身を投じる事になる。 性格は、普段は冷静を装っているが実は熱い心の持ち主。 ただし、気合とか根性とか熱血とかは余り好きじゃないらしく、静かに闘志を燃やすタイプ。 外見は冴えないメガネ優等生だが、剣道の時は凛々しい表情となりまるで別人。 変身後は雪のように白い大きな虎の姿。 レダ 晴樹のパートナー。人間年齢に換算すると16歳ぐらい。 本名はレダ・ジ・フォルディディ・オクタ・フィ・ジャルアヴィス。 元々は故郷を抜け出したウォルドを連れ戻すためにやってきた少女。 ウォルドが”ある物”を見つけるまで地球を離れるつもりがないことが分かると捜索に協力し始める。 普段は黒猫の姿になっている。 性格はクールで無表情だが、ウォルドと比べると若干感情表現は存在する。 大沢 泉美(おおさわ いずみ) 達也の同級生。14歳。 テニス部に所属する中学2年生。 当初は達也たちが変身できる事を知らない様子で事件に関わっていた。 しかし実はウォルドたちよりも先に地球に来ていたハイディリアン、デルと既に出会い、鳥の姿に変身させられた事があった。 そのためウォルドに関する事件の後では、地球人で最も最初に変身能力を手にした人物でもある。 自分もハイディリアンのパートナーだと明かした後は達也や晴樹と共に戦っている。 性格は明るく活発だが、場の状況を冷静に判断できるしたたかさももつ。 髪型はみつあみおさげ1本。 変身後は炎のように赤い羽毛を持つ巨大な鳥の姿。 デル 泉美のパートナー。人間年齢に換算すると18歳ぐらい。 本名はデルフィーガル・ヘキサ・ザーヴォア・ジ・キューウィン。 ウォルドたちよりも先に地球に来ていたハイディリアンの青年。 実は過去に星のトップであるウォルドに暴力を働いた事で星を追放されていた。 しかし、その時ウォルドに返り討ちにあい、その時彼に惚れた・・・つまり男色に目覚めてしまった。 そしてウォルドが故郷を追われたと聞き、地球で待ち伏せをし、再会以降は彼に執拗に迫っては返討ちにあうの繰り返し。 性格はハイディリアンでは珍しく明るく、そしてバカ。 普段から人間の姿で生活しているが、鳥の姿になることも可能。