拍手してくれた貴方のためのお礼その20(08/05/12) 「ポケモン不思議のダンジョン星影の探偵団のシナリオをチョロっとだけ考えてみましたの続きの続きの続きの続き(最終回)」 chapter17 -みずのみちびき- 「貴方達の事は、エンテイやマニューラから聞いています。・・・話どおり、とてもしっかりとした目をしていますね」 辛くも保安官から逃げ切った5匹。 しかし、マニューラの罪が晴れない限り、 保安官は追跡し続け、主人公たちはお尋ね者のままになってしまう。 マニューラは、先のエンテイが主人公たちを「試練」と称して襲ってきたのは、 マニューラの依頼だったことを告白。 そして、エンテイのほかに主人公たちの力になってくれるポケモンの存在を伝える。 一体はスイクン、もう一体はライコウ。 いずれもマニューラの頼みで流星の欠片を保管していると言う。 そこで主人公とパートナー、ケーシィはスイクンに会いに、 マニューラとブラッキーはライコウに会いに手分けをすることに。 その後、主人公たち3匹は湖でスイクンと遭遇するが、 その時突然1体のポケモンが襲い掛かってきた。 chapter18 -たたかうりゆう- 「私は信じてる。お前たちなら、きっと神隠しを解決して、そして・・・いや、よそう。安っぽい言葉は」 突然襲い掛かってきたポケモン、 ミュウツーを辛うじて退けた主人公たち。 しかし、戦いの中でケーシィが大怪我を負ってしまい、 ミュウツーをみすみす逃がしてしまう。 時を同じくして、マニューラとブラッキー、そしてライコウも、 別のポケモンに襲われたことを知った主人公とパートナーは、 傷ついたケーシィ、マニューラ、ブラッキーをスイクンたちに預け、 たった2匹で自分たちを襲ってきたポケモンを追いかけることに。 そして2匹は、ミュウツーが逃げ込んだある施設を発見する。 そこは、ポケモンの技術では作れないはずの、複雑で高度な研究所だった。 chapter19 -うちゅうのいし- 「お前たちなら・・・奴を止められるかもしれない・・・いや、頼む。奴を・・・止めてくれ・・・!」 研究所の中腹で、ミュウツーと対峙する主人公とパートナー。 何とかミュウツーに勝ち、研究所の奥へと進もうとする主人公たちを、 ミュウツーは呼び止めて驚きの事実を語り始める。 ミュウツーが、元人間の一人であること。 ミュウツーのほかにもう一体、元人間のポケモンがおり、 この研究所の奥にいること。 そしてこの研究所で、そのポケモンが宇宙船の開発を行い、 神隠しにあったポケモンは、その宇宙船を開発するための人でとして、 そのポケモンが誘拐していたこと。 マニューラに罪を着せたのも、そのポケモンだと言うのだ。 そんなミュウツーに、ともにそのポケモンの暴走を止めて欲しいと頼まれた主人公たちは、 ミュウツーと共に更に施設の奥へと進み、ついに宇宙船の開発をしているポケモンを発見した。 その名はデオキシス。 このポケモンの星に不時着し、ポケモンになってしまった人間の、最後の1人だった。 chapter20 -ほしとなって かげとなって- 「もう・・・悩みも迷いもなく、言える。ポケモンになってよかったって。君に・・・出会えてよかったって」 デオキシスとの激しいバトルを繰り広げた主人公とパートナー、そしてミュウツー。 長く、苦しい戦いの末、ついに主人公たちはデオキシスに勝利する。 そしてデオキシスに、今まで捉えたポケモン達の解放を迫ろうとした瞬間、突然警報が鳴り出す。 デオキシスが、この施設の自爆装置を起動させたのだと言う。 爆弾の規模は大きく、爆発までの間には解除することも困難。 もし爆発してしまえば、自分たちだけでなく、ここに囚われている全てのポケモンが、 爆発に巻き込まれてしまう。 混乱が広がる中、主人公がある提案をする。 デオキシスが開発した宇宙船、それに爆弾を乗せて空高く打ち上げれば、 最悪の事態は防ぐことが出来ることを。 そして主人公とパートナーは爆弾を見つけ出し、それを宇宙船へと積み込んだ。 しかし、パートナー1匹が宇宙船から出た瞬間、中に主人公を残したまま宇宙船の扉が閉まってしまった。 そして主人公は言う。 宇宙船の発進と制御には、操縦士が必要であること。 そして・・・かつてこの星に不時着した時、宇宙船を操縦していたのが、主人公だったということを。 かすかに思い出した記憶を辿った主人公は、今回の出来事の発端は全て、 かつて人間だった頃の自分が、操縦を誤ったことによるものだと言う。 そのミスさえなければ、彼等は人間からポケモンになることもなかったはずだと。 その責任をとるのは、今しかないことを。 パートナーは必死に呼びとめ、主人公を引きとめようとする。 しかし、主人公は一つ「ありがとう」と呟き、笑顔を見せると、 宇宙船はそのまま飛び立ってしまう。 やがて、空には大きな怒号と共に、太陽よりも明るい光がはじけた。 それは不思議と美しく、神々しく、しかし・・・寂しく、哀しい光だった。 多くのポケモンがその光と、そこから落ちていく無数の流れ星に見惚れる中、 パートナーだけは、それからしばらくの間空を見上げることが出来なかった。 ただ、俯き泣き続けることしか、出来なかった。 それからしばらく経ったある日のこと。 デオキシスは保安官に捕らえられ、彼の供述からマニューラの無実が証明され、 神隠しにあっていたロコンやエーフィーらも助け出され、 パートナーの生活は、昔の頃と同じ日常へと戻った。 しかし、主人公を失ったパートナーの心にはぽっかりと穴が開いてしまい、 虚しさと寂しさを忘れるように、探偵団を休止してしまっていたが、 そこに突然、ルカリオから依頼が届く。 南にある小さな島で、怪事件が起きていて、それを調べてほしいという。 渋っていたパートナーだったが、そこにケーシィとマニューラが迎えに来て、 強引にパートナーを連れて行く。 たどり着いたのは、南の島に立つ、小さな一軒の診療所。 そこには、依頼の主だという探偵がいるという。 パートナーが恐る恐る、診療所の扉を開ける。 開けた瞬間、パートナーは全てを悟った。 何故なら、そこにいたのは――― THE END OR TO BE CONTINUED