拍手してくれた貴方のためのお礼その12(07/02/03) 「ポケモンサッカーストーリー『アンストッパブル』を考えてみました」 前身のサイト「WWP」時代に特設サイトが設けられ、そのまま更新されずに消えていったWWP黒歴史の一つ「ポケモンサッカー」。 でも、黒歴史になった後も宮尾の脳内ではずっと物語が繰り広げられていたのです。 繰り広げられる中で、ストーリーはTFモノへと回帰し、世界観も若干の修正が加えられています。 その結果を今回は簡単にお話したいと思います。 ■あらすじ 加勢心一はプロサッカー選手を兄に持つ高校一年生。彼自身も中学時代は優秀なサッカー選手として知られていたが、怪我を機にサッカーをやめてしまう。 ある日、偶然蹴られたサッカーボールが頭に当たり、意識を失ってしまう。 そして次に気がついた時には、そこはなんとゲームと同じポケモンの世界。しかも自分がザングースになっていることを知り戸惑う心一。 何が起きたのか、これからどうすればいいのか分からないまま彷徨う心一だったが、その途中ポケモン達がサッカーをしている姿を目撃する。 これが、後にとどまることを知らない伝説のポケモンサッカー選手誕生の兆しだとは、まだ誰も気付いていなかった。 ■世界観 基本的にはゲーム本シリーズを基にしているが、人とポケモンが会話できる技術が確立されているなど、ゲーム世界よりもちょっと近未来。 ポケモンサッカーは以前からスポーツとして存在していたが、年に小規模な大会が地区ごとで行われる程度で大きな扱いではなかった。 しかし次第にそのスポーツ性に注目が集まり、今年から全国リーグPSL(ポケモンサッカーリーグ)が開催されることとなる。全国の強豪8チームが1シーズン28試合を通じて優勝を決める本格的な大会に、大きな注目が集まっている。 ■ハナダシティFCPT ハナダシティ・フットボールクラブ・ポケモンチーム。 ハナダシティに存在するプロサッカークラブ、「ハナダシティFC」が主催するポケモンサッカーチーム。 ポケモンサッカーが始まった頃からの古豪であり、PSL初年度から参戦が決定している。元々所属していたカントー地域リーグでは無敵の強さを誇っていた。 ■その他の主なチーム ・コガネスピアーズPC →プロサッカークラブ「コガネスピアーズ」が主催するポケモンサッカーチーム。ジョウト地域リーグの最強豪でハナダシティFCPT最大のライバル。 ・アクアリュースクチバ →自動車メーカー「ヒウミ自動車」が運営するポケモンサッカーチーム。カントー地域リーグではハナダシティFCPTに実力で差を付けられていたが、PSL加盟と共に大幅に補強に成功。今大会の台風の目となる。 ・PSCヤマブキシティ →地域放送局「カントー放送」が運営するポケモンサッカーチーム。同社は豊潤な資金力で多くのスポーツチームを擁しており、今回のPSL参戦にも多くの有力選手やスタッフを招いており、アクアリュースクチバと共に、大会の盛り上げ役となることに期待される。 ・エスパーダトキワ ・コラッジオヨシノ ・アサギクラブPU ・カナズミシティPST ■登場ポケモン ☆加勢心一(かせ しんいち)/ハーツ(ザングース) 主人公。現実世界では高校1年生。 ポケモン世界ではハナダシティFCPT所属のポケモンサッカー選手(MF)。背番号26。 中学時代は地元では知られたサッカー少年だったが、 試合中の怪我を機にサッカーをやめてしまい、 高校では帰宅部だった。 ちなみに中学時代は10番を付けトップ下でプレイしていた。 ある日ひょんなことからポケモンの世界に迷い込んでしまい姿もザングースになってしまう。 そしてこの世界にもサッカーがスポーツとして存在することを知り、更にポケモン達がプレイしていることを知る。 そして周囲からの説得もあり、一度は諦めたサッカー選手への道をポケモンとしてでは有るが目指すことに。 その後合同トライアウト、予備テスト、入団テスト、登録選手選考会を経て、ハナダシティFCPTの登録選手となる。 当初はポケモンの姿に慣れないこともあり、動きに硬さが目立ち、またフィジカルの弱さやスタミナ不足も露見しスーパーサブ的な扱いが多かったが、その後徐々に弱点を克服していく。 元人間だったこともあり足元の技術は群を抜いており、戦術理解も高いためユーティリティー性に注目した監督により、初めのうちは得意とするトップ下を初め、左サイドハーフやセンターバックなど、途中出場やレギュラーの穴埋めとして様々なポジションでプレイを経験。 ハイバリーが怪我で離脱してからは攻撃的ボランチとして定着していく。 ☆ロンバルド(ハッサム) ハナダシティFCPT所属のポケモンサッカー選手(MF)。背番号10。 PSL設立以前から活躍するポケモンサッカー界のカリスマ的プレイヤー。 ハナダシティFCに所属する選手の手持ちポケモンで、彼と共に練習を積んできた。 デビューからずっとハナダシティFCPTに在籍しており、一部ファンからは「ミスター」とも呼ばれている。 高い攻撃意識と強力なミドルシュートを放つシュート力を持ち合わせている。 ハナダシティFCPTではキャプテンを務める。 愛称は「ロン」。 ☆ハイバリー(サワムラー) ハナダシティFCPT所属のポケモンサッカー選手(MF)。背番号13。 ロンバルドと共にポケモンサッカー界を支えるトッププレイヤー。 以前はコラッジオヨシノに在籍、トップ下としてプレイしたが、PSLの本格開催に合わせてハナダシティに移籍。 移籍後はプレイ位置を下げ、攻撃的ボランチとして活躍する。 しかしシーズン中盤で相手選手と接触し怪我を負い、更に精神的にもサッカーに対して恐怖心が芽生え長期離脱を余儀なくされる。 ハーツ(心一)のことは、同じポジションであるためか特に注目しており、怪我で離脱する時はハーツにハナダシティFCPTを託した。 愛称は「バリー」。 ☆セルト(カクレオン) ハナダシティFCPT所属のポケモンサッカー選手(MF)。背番号6。 トリッキーなプレイを得意とし、サッカーはショービジネスだと捉えているため勝ち負けよりも観客を魅了するプレイにこだわっている。 一方で広い視野と高い戦術眼に裏付けされた堅実なプレイも可能であり、チームには欠かせない存在である。 基本的に一つのチームに長くいることは無く、チームを転々としているが、ハナダシティFCPTには比較的長く在籍している。 主に守備的ボランチとしてプレイし、攻撃的ボランチであるハーツやハイバリーのサポートを務める。 ☆リガ(オーダイル) ハナダシティFCPT所属のポケモンサッカー選手(GK)。背番号1。 ポケモンサッカー界を代表する名選手。 果敢な飛び出しと、驚異的な反応を武器とする攻撃的なGK。ダイナミックかつパワフルなプレイでピンチを未然に防ぐ一方、そのプレイが仇となり安易な失点を許す場面も少なくないため、安定性を求められることも多いが、その高い技術から周りからは信頼を集めている。 PSL開催以前からハナダシティFCPTに在籍。PSL開催直前まではエスパーダトキワにレンタル移籍で出されていたが、PSL開幕と同時にハナダシティFCPTに復帰。すぐに正GKの座を獲得する。 FWのフィリップ・エインドホヴェンとは同期入団であり、親友である。 ☆ヴィーゴ(カメール) ハナダシティFCPT所属のポケモンサッカー選手(DF)。背番号15。 ハナダシティFCPTの生え抜き選手。 おもに3バックの中央、または右でプレイする。まだまだ経験は浅いが、DFとしての守備意識は高く、カバーリング、インターセプトなどを高いレベルでこなし、ボールの動きと選手の動きを良く見ている視野の広さが伺える。 明るい性格で、ポケモンの世界に馴染めずにいたハーツ(心一)にも積極的に声をかけたりするなど、ムードメイカー的存在でもある。 ☆フィリップ・エインドホヴェン(リザードン) ハナダシティFCPT所属のポケモンサッカー選手(FW)。背番号9。 高い体長と跳躍力を活かしたポストプレイ、或いはダイレクトプレイを得意とするセンターフォワード。ポストプレイヤーとしてもストライカーとしても高い水準を誇る優秀なプレイヤーだが、その体躯のせいかやや足元の技術は精彩を欠く。 ハナダシティFCPTに長く在籍している選手の1匹。PSL開幕直前までカナズミシティPSTにレンタル移籍に出ていたが、PSL開幕と同時にチームに復帰。 愛称は「フィル」もしくは「P.E.」。名前が長ったらしいため、殆ど愛称で呼ばれる。